A10 vThunder 試用版を VMware ESXi 上に構築する手順

ネットワーク

vThunder 試用版で Thunder の動作検証を行う

A10 Thunder の仮想アプライアンスである vThunder については 30 日間のトライアルライセンスが A10 から提供されており、これを利用して自宅 PC(VMware ESXi)上に vThuder を構築して動作検証を行うことができます。

ここでは以下の条件で vThunder を構築する手順を記載します。

  • ハイパーバイザとして VMware ESXi 7.0 を利用する

なお、vThunder の仮想マシンとしてのデフォルトのリソース設定は以下の通りとなっているため、VMware ESXi がインストールされている PC のスペックはこれ以上であることを推奨します。

  • CPU コア数: 4 コア
    • 仮想マシンの設定からコア数を減らして起動させることも可能
  • メモリ: 8 GB
  • ハードディスク: 20 GB
  • ネットワークアダプタ数: 3 ポート

さらに、vThunder のイメージファイルをダウンロードするためには A10 アカウントを作成する必要がありますが、その際にメールアドレスの設定が必要で、そのメールアドレスとしてフリーアドレスを指定することができません。よって、フリーでないメールアドレスが必要となります。

  • A10 アカウント作成のためにフリーでないメールアドレスが必要

vThunder フリートライアルの申し込み(A10 アカウント作成)

まず vThunder のフリートライアルを申し込みます。この申し込みと同時にフリートライアル用のアカウントが作成されます。

以下のページにアクセスします。

Free Trial: Virtual Application Delivery for Load Balancing
A10 vThunder ADC meets the growing needs of organizations that require a flexible application delivery and load balancin...

以下の画面が表示されるため、画面右側のフォームの各項目に入力後、「送信」をクリックします。

勤務先メールアドレスにフリーのメールアドレスを指定していると、送信をクリック時にエラー表示となり先に進めないため、フリーでないアドレスを指定してください。

送信クリック後は以下の画面となります。この後、指定したメールアドレス宛にメールが届くためメールを確認します。

以下のような内容のメールが届きます。アクティベーション用のリンクをクリックします。

サインイン画面が表示されるため、トライアル申し込み時のメールアドレスを入力後「Next」をクリックします。

次にパスワードを入力して「Sign in」をクリックします。この時のパスワードはダミーの適当なパスワードを入力してください。
※この段階で入力した文字列はこの後設定する正式なパスワードとしては使えないので注意

以下のようにパスワードは期限切れとのメッセージが表示され、パスワードリセット用のメールが送信されるためメールを確認してください。

以下のようなメールが届くため、メール内の「Change my password」リンクをクリックします。

以下のパスワード設定画面が表示されるため、設定したいパスワードを入力し「Set Password」をクリックします。

この後マイページにログインされ以下のユーザライセンス同意画面が表示されるため右下の同意ボタンをクリックします。

以下のマイページ画面が表示されます。これでアカウントの作成は完了です。

vThunder イメージファイルのダウンロード

A10 マイページの最初の画面で少し下にスクロールすると、以下のように Step 1 の箇所があります。「A10 Software and Documentation」リンクをクリックします。

ログイン処理が必要になるため「LOG IN」をクリックして作成した A10 アカウントでログインします。

ログイン後はドキュメントやソフトウェア情報が表示されます。下に画面スクロールしていきます。

Thunder & AX Series」という項目の中に「vThunder Installation – ADC/SLB」があるためクリックして展開します。するとダウンロード可能なリリースのリストが表示されるため希望のリリースをクリックします。するとさらに展開され、イメージファイルのダウンロードリンクが表示されます。以下画像では 6.0.3 の ESXi 用のイメージファイルをダウンロードする例です。

なお、ダウンロードできるファイルは OVA を gz 形式で圧縮したファイルになっています。ESXi で使用する前に解凍する必要があります。

イメージファイルのダウンロードについては以上です。

VMware ESXi 上への vThunder のインストール

新規仮想マシン画面を開き、vThunder の OVA ファイルを指定します。

ストレージの選択ではインストール先ストレージを選択します。

使用許諾契約書では右下の同意ボタンをクリック後に次に進みます。

デプロイのオプションではネットワークのマッピングを確認してください。Mgmt が管理インターフェースに該当するため、ネットワークアクセスできるようポートグループを設定してください。なおネットワークアダプタは仮想マシン作成後に追加することができます。仮想マシン作成後、起動前に仮想マシンの設定変更を行いたい場合は「自動的にパワーオン」のチェックは外しておいてください。

その他の設定ではデフォルトのままで次へ進みます。

設定の確認では完了をクリックします。

この後はディスクのアップロードに少し時間がかかるまでその完了まで待ちます。

vThunder のインストールについては以上です。

vThunder の初期設定とトライアルライセンス適用

初回ログインから管理インターフェースの設定

vThunder 仮想マシンを起動後コンソールを開き、ログインプロンプトが表示されるまで待ちます。

初期のパスワードは以下の通りです。

  • ユーザ名: admin
  • パスワード: a10

初回ログイン後、パスワード変更が必要なため新しいパスワードを2回入力します。
※新しいバージョンではパスワード変更が必要となります

パスワード変更後、再度ログイン処理を行うと CLI プロンプトが表示されます。

コンソールログイン直後はユーザEXECモードになっているため、特権EXECモード、コンフィグモードと順に移行していきます。なお、初期の enable パスワードは無しのため何も入力せず Enter を押下すれば OK です。

vThunder(NOLICENSE)>enable
Password:
vThunder(NOLICENSE)#
vThunder(NOLICENSE)#configure
vThunder(config)(NOLICENSE)#

コンフィグモードに移行後、管理インターフェース設定モードに移行して IP アドレスとデフォルトゲートウェイを設定します。

vThunder(config)(NOLICENSE)#interface management
vThunder(config-if:management)(NOLICENSE)#ip address 192.168.75.70 /24
vThunder(config-if:management)(NOLICENSE)#ip default-gateway 192.168.75.2
vThunder(config-if:management)(NOLICENSE)#end
vThunder(NOLICENSE)#

上の設定値は例なので自身の環境に合わせて値を設定してください。

GUI アクセスとトライアルライセンス適用

管理インターフェースの IP アドレスを設定できたら GUI にアクセスします。

ブラウザで https://<管理インターフェースのIPアドレス> にアクセスします。

警告が出ますが先に進みます。

ログイン画面になるためログインします。

ログイン後以下の画面が表示されますが Cancel をクリックして閉じます。

上部メニューから [System > Admin] を選択後「License」タブを表示します。

Licensing 画面に表示されている Host ID を確認してください。この Host ID をライセンス発行時に使用します。

次に A10 Global License Manager でトライアルライセンスを発行します。以下ページにアクセスしてログインします。

Global License Manager | A10 Networks
Thunder

ログイン後 Activate Appliances 画面を開き、以下画像の通りバージョン選択と Host ID 入力を行い Activate Appliances をクリックし、さらに Done をクリックします。


すると以下の画面に遷移します。Activation Key 右のボタンをクリックするとライセンスファイルをダウンロードします。

ここではライセンスファイルを使用しますが、Activation Key 文字列をコピーしてそれを vThunder にペーストして登録する方法もあります。

ライセンスファイルをダウンロードできたら vThunder の GUI に戻ります。

Licensing 画面の「-OR-if you have a license file,you can upload it here」欄にある「ファイルを選択」をクリックし、ダウンロードしたライセンスファイルを選択します。その後「Upload File」をクリックします。

Product の値が ADC から CFW に変わっていればライセンス適用成功です。

以上でトライアルライセンスの適用は完了です。

トライアルライセンスを複数の vThunder に適用する方法

トライアルライセンス申請によって作成されたアカウントにはトライアルライセンスが一つのみ紐づけられていて、一度ライセンスを発行すると再利用はできない状態になりますが、RMA リクエストをすることで再利用できるようになります。

RMA リクエストをするためには A10 Global License Manager の [Overview > Activations] タブの画面右側にある Request RMA をクリックします。

すると以下の画面が表示されるため下側にある Agree をクリックします。

すると RMA Pending 状態になります。

この状態で 30分~数時間待つと RMA が承認され、ライセンスを再度利用できる状態になります。

RMA リクエスト4回目を実施したところ数日経過しても承認されていないため、回数制限がある可能性があります。

トライアルライセンスの再取得

トライアルライセンスの期限が切れたので新たにトライアルライセンスを取得したい、といった場合は再申請することで取得できます。

最初にトライアル申請したページから再度申請を行います。このとき、指定するメールアドレスを最初に申請した際のメールアドレスと同じにすると、既存のアカウントに対して新たなトライアルライセンスが追加されます。

vThunder の準備は完了です

以上で vThunder で動作検証を行う準備ができました。

あとは好きなだけ検証を行ってください。


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