CentOS の ISO ファイルをダウンロードする
以下ページから ISO ファイルをダウンロードします。
上記 URL にアクセスすると、 以下画面が表示されます。
画面の左側の CentOS Linux 欄にある [8 (2011)] > [x86_64] をクリックします。

以下のダウンロードサイト一覧の画面となります。任意の URL をクリックすると対象サーバの画面へ移行します。

以下はある URL を選択した後の画面例です。「○○ dvd1.iso」がダウンロード対象の ISO ファイルです。ファイル名部分をクリックするとファイル保存画面となりダウンロードできます。

この後ダウンロードを開始したときにダウンロード時間が 1 時間以上になっている場合は別の「~.jp」となっている URL を試してみるのが良いかと思います。
ISO ファイルからブート USB を作成する
Virtual BOX 等の仮想化ソフトに CentOS をインストールする場合はダウンロードした ISO ファイルをそのまま使えますが、物理 PC に CentOS をインストールする場合は ISO ファイルからブータブルメディアを作成する必要があります。
ここでは USB を使ってブータブルメディアを作成することとします。
Rufus のダウンロード
ブート USB を作成するために、 Rufus (ルーファス) というアプリを使用します。
以下 URL よりダウンロードしてください。
ブート USB の作成
ブータブルメディアにする USB を用意してください。CentOS 8 の ISO ファイルのサイズよりも容量が大きいものを用意してください。
USB を PC に接続したら Rufus を起動させてください。以下のような設定画面が表示されますので、各項目を設定してください。よくわからなければ以下の画像の通りで問題ありません。

上記画面で設定ができたら、画面下部にある「スタート」をクリックします。
処理中に何度か確認ダイアログが表示される場合がありますがすべて OK で大丈夫です。
PC に CentOS をインストールする
ブートメディアの優先順を変更する
CentOS をインストール PC にて、USB からブートするようにブートメディアの優先順位を変更します。BIOS 設定をすることになりますが、設定方法については PC 型番により異なりますので以下 URL などを参考に設定変更してください。
・ https://www.reneelab.jp/bios-setup-uefi-boot.html
・ https://www.pc-master.jp/mainte/k-jyuni.html
CentOS をインストールする
CentOS をインストールする PC にて、作成したブート USB を接続した上で電源を ON としてください。
以下のような画面となりますので、「Install CentOS Linux 8.0.xxxx」を選択してください。
※VMware などの仮想化ソフトを使用する場合はこれは実施しないでください

少し待つと以下の言語選択画面となります。「j」を入力すると日本語が抽出されますので、日本語を選択して「続行」をクリックしてください。

続いて、以下のインストール概要の設定画面となります。

- 地域設定
- キーボード → デフォルトで日本語となっていることを確認してください
- 言語サポート → デフォルトで日本語となっていることを確認してください
- 時刻と日付 → タイムゾーンを日本/東京に変更してください

- ソフトウェア
- インストールソース
→自動検出したインストールメディアとなっていることを確認してください
- インストールソース

- ソフトウェア
- ソフトウェアの選択
→CentOS で実施したいことに合わせて選択してください。
ここでは例として以下の通り [サーバー (GUI 使用)] を選択することにします。
- ソフトウェアの選択

- システム
- インストール先
→インストール先のディスクを選択してください。- ディスクに Windows などがインストールされている場合は、再利用して使用することができます
- ディスクに既存データが存在する場合 [完了] クリック後に再利用をするかの確認画面が表示されるため、ディスク内容を削除して再利用するよう選択します
- 再利用とする場合はディスク内容が一度初期化されてから CentOS がインストールされますのでご注意ください
- ディスクに Windows などがインストールされている場合は、再利用して使用することができます
- インストール先

- システム
- ネットワークとホスト名
→ネットワークアダプタとホスト名の設定ができます。- ホスト名: 任意のホスト名へ変更し [適用] をクリックします
- Ethernet (ens33): [オン] へ変更します
- ネットワークとホスト名

画面右下の [設定] をクリックすると IP アドレスの手動設定などが行えます。

- システム
- KDUMP → デフォルトのままで OK
- セキュリティーポリシー → デフォルトのままで OK
ここまで設定できたらインストール概要画面で「インストールの開始」をクリックしてください。

続いて以下のインストール画面となります。

インストール完了を待っている間、root ユーザのパスワード設定とユーザーの作成ができるため設定していきます。
まず、「root パスワード」をクリックします。以下画面となりますので任意のパスワードを入力して「完了」をクリックしてください。

続いて、 「ユーザーの作成」をクリックしてください。以下画面が表示されますので、各項目を入力して「完了」をクリックしてください。

この後は、インストールが完了するまでしばらく待ってください。PC 環境にもよると思いますが、当記事の通りのソフトウェア構成だと 10 分くらいかかります。

インストールが完了すると以下画面となりますので再起動をクリックしてください。

再起動後は、GUI を含むソフトウェア構成の場合、以下画面となります。
[License Information] をクリックし、ライセンスに同意した上で「設定の完了」をクリックしてください。



すると、以下のログイン画面となります。 ユーザ名の部分をクリックしてログインしてください。


ログイン後、以下の画面となります。日本語を選択して次へ進んでください。

以下の画面では、日本語を選択して次へ進んでください。

以下画面では、位置情報サービスのオン/オフを設定しますが、どちらでも良いです。

以下画面では、とりあえずスキップで OK です。

続いて以下画面となります。これで初期設定は完了です。「CentOS Linux を使い始める」をクリックしてください。

その後は以下画面が表示されますが、右上の [×] で閉じてください。

その後、デスクトップ画面となります。
画面左上の「アクティビティ」をクリックしてみてください。左側にメニューが表示されます。
メニューの中の赤枠を付けているアイコンがターミナルで、これをクリックするとターミナルが表示されます。

CLI での設定はこちらのターミナルから行えます。

CentOS のインストールは以上となります。
備考
再インストールについて
CentOS 8 の再インストールをしたい場合は、上記の「PC に CentOS をインストールする」の手順を再度実施すればOKです。
別のソフトウェア構成を試してみたいなどの場合は再インストールしてみてください。ただし、既存のデータは消えてしまうことに注意してください。
インターネット接続について
Linux サーバ構築の練習を目的として CentOS のインストールをするという人も多いと思いますが、例えば DNS サーバ構築のために bind をインストールしたいとなったら、基本的にはインターネットに接続してパッケージをダウンロードする必要があります。そのため以下の点を注意してください。
- ソフトウェア構成のベース環境で「最小限のインストール」を選択した場合、WiFi を使用するために必要な「NetworkManager-wifi」が含まれていないため、インターネット接続は最初は有線で行う必要があります。
- PC に LAN ポートが無い場合、有線でのインターネット接続のために USB-LAN アダプタが必要となります
USB-LAN アダプタについては、以下製品は CentOS 8 でも接続するだけで使用できることを確認していますので、購入の際は参考にしていただければと思います。
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CentOS 8 で IP アドレスを設定する方法(NetworkManager)