CentOSのISOファイルをダウンロードする
以下ページからISOファイルをダウンロードします。
上記URLにアクセスすると、 以下画面が表示されます。
画面の中央にある「CentOS Linux DVD ISO」をクリックします。

以下のダウンロードサイト一覧の画面となります。URLをクリックするとISOファイルのダウンロードが開始されます。どのURLでも大丈夫ですが、ダウンロード時間が1時間以上になっている場合は別の「~.jp」となっているURLを試してみるのが良いと思います。

ISOファイルからブートUSBを作成する
Virtual BOXにCentOSをインストールする場合はダウンロードしたISOファイルをそのまま使えますが、物理PCにCentOSをインストールする場合はISOファイルからブータブルメディアを作成する必要があります。今回はUSBを使ってブータブルメディアを作成することとします。
Rufusのダウンロード
ブートUSBを作成するために、 Rufus (ルーファス) というアプリを使用します。
以下URLよりダウンロードしてください。
ブートUSBの作成
ブータブルメディアにするUSBを用意してください。CentOS 8 のISOファイルが約7GBのため、容量が8GB以上のものが良いと思います。
USBをPCに接続したらRufusを起動させてください。以下のような設定画面が表示されますので、各項目を設定してください。よくわからなければ以下の画像の通りで問題ありません。

上記画面で設定ができたら、画面下部にある「スタート」をクリックします。
処理中に何度か確認ダイアログが表示される場合がありますがすべてOKで大丈夫です。
PCにCentOSをインストールする
ブートメディアの優先順を変更する
CentOSをインストールPCにて、USBからブートするようにブートメディアの優先順位を変更します。BIOS設定をすることになりますが、設定方法についてはPC型番により異なりますので以下URLなどを参考に設定変更してください。
・ https://www.reneelab.jp/bios-setup-uefi-boot.html
・ https://www.pc-master.jp/mainte/k-jyuni.html
CentOSをインストールする
※以下、VirtualBOXを使用した場合のスクリーンショットを掲載していますが、CentOS 8の場合解像度の関係からインストール時の画面が切れてしまう事象が発生するようです。そのため、画面が見づらくなっていますがご了承ください。
→インストール画面の解像度変更方法がありました:参考ページ
CentOSをインストールPCにて、作成したブートUSBを接続した上で電源をONとしてください。
以下のような画面となりますので、「Test this media & install ~」を選択してください。

少し待つと以下の言語選択画面となります。「j」を入力すると日本語が抽出されますので、日本語を選択して「続行」をクリックしてください。

続いて、以下のインストール概要の設定画面となります。

- 地域設定
- キーボード → デフォルトで日本語となっていることを確認してください
- 言語サポート → デフォルトで日本語となっていることを確認してください
- 時刻と日付 → とりあえずタイムゾーンを日本/東京に変更しておいてください
- ソフトウェア
- インストールソース
→自動検出したインストールメディアとなっていることを確認してください
- インストールソース

- ソフトウェア
- ソフトウェアの選択
→CentOSで実施したいことに合わせて選択してください。
ここでは例として以下の通り選択することにします。
- ソフトウェアの選択

- システム
- インストール先
→インストール先のディスクを選択してください。ディスクにWindowsなどがインストールされている場合は、再利用して使用することができます。
※再利用とする場合はディスク内容が一度初期化されてからCentOSがインストールされますのでご注意ください
- インストール先

- システム
- ネットワークとホスト名
→ネットワークアダプタとホスト名の設定ができます。
とりあえずホスト名の設定のみしておきます。
- ネットワークとホスト名

- システム
- KDUMP → デフォルトのままでOK
- セキュリティーポリシー → デフォルトのままでOK
ここまで設定できたらインストール概要画面で「インストールの開始」をクリックしてください。
続いて以下のインストール画面となります。

インストール完了を待っている間、rootユーザのパスワード設定とユーザーの作成ができるため設定していきます。
まず、「rootパスワード」をクリックします。以下画面となりますので任意のパスワードを入力して「完了」をクリックしてください。

続いて、 「ユーザーの作成」をクリックしてください。以下画面が表示されますので、各項目を入力して「完了」をクリックしてください。

この後は、インストールが完了するまでしばらく待ってください。PC環境にもよると思いますが、当記事の通りのソフトウェア構成だと30分くらいかかります。
インストールが完了すると以下画面となりますので再起動をクリックしてください。

当記事の通りのソフトウェア構成の場合、再起動後は以下画面となります。
ライセンスに同意した上で「設定の完了」をクリックしてください。

すると、以下のログイン画面となります。 ユーザ名の部分をクリックしてログインしてください。

ログイン後、以下の画面となります。日本語を選択して次へ進んでください。

以下の画面では、「日本語(かな漢字)」を選択して次へ進んでください。

以下画面では、位置情報サービスのオン/オフを設定しますが、どちらでも良いです。

以下画面では、とりあえずスキップでOKです。

続いて以下画面となります。これで初期設定は完了です。「CentOS Linux を使い始める」をクリックしてください。

デスクトップ画面となります。
画面左上の「アクティビティ」をクリックしてみてください。左側にメニューが表示されます。
メニューの中の赤枠を付けているアイコンがターミナルで、これをクリックするとターミナルが表示されます。

CUIでの設定はこちらのターミナルから行えます。

CentOSのインストールは以上となります。
備考
再インストールについて
CentOS 8 の再インストールをしたい場合は、上記の「PCにCentOSをインストールする」の手順を再度実施すればOKです。
別のソフトウェア構成を試してみたいなどの場合は再インストールしてみてください。ただし、既存のデータは消えてしまうことに注意してください。
インターネット接続について
Linuxサーバ構築の練習を目的としてCentOSのインストールをするという人も多いと思いますが、例えばDNSサーバ構築のためにbindをインストールしたいとなったら、基本的にはインターネットに接続してパッケージをダウンロードする必要があります。そのため以下の点を注意してください。
- ソフトウェア構成のベース環境で「最小限のインストール」を選択した場合、wifiを使用するために必要な「NetworkManager-wifi」が含まれていないため、インターネット接続は最初は有線で行う必要があります。
- PCにLANポートが無い場合、有線でのインターネット接続のためにUSB-LANアダプタが必要となります
USB-LANアダプタについては、以下製品はCentOS 8 でも接続するだけで使用できることを確認していますので、購入の際は参考にしていただければと思います。
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CentOS 8 で IP アドレスを設定する方法(NetworkManager)