はじめに
Check Point マシンで Gaia OS をバージョンアップする方法について記載します。
なお、ここでは Gaia ポータルを使用する方法について記載します。
Gaia OS バージョンアップ方法
作業環境
- バージョン
- バージョンアップ前: R80.40
- バージョンアップ後: R81
- マシン
- Security Gateway/Management
- VMware Workstation Player 上の仮想マシン
バージョンアップ用 OS ファイルの入手
R81 Gaia Fresh Install and upgrade のページから .tgz ファイルをダウンロードできます。
バージョンアップ手順概要
※詳しくは Installation and Upgrade Guide R81 を参照
- 現在の設定をバックアップします
- Installation and Upgrade Guide R81 – Upgrade Options and Prerequisites を確認して前提条件をチェックします
- Security Management サーバをバージョンアップします
- Security Gateway をバージョンアップします
- 新しいバージョンの SmartConsole をダウンロードし作業用 PC にインストールします
- バージョンアップ後の各種設定の調整を行います
- 機能テストを行います
Gaia ポータルでのバージョンアップ方法
対象の Security Gateway の Gaia ポータルを開き、ナビゲーションツリーで Upgrades (CPUSE) > Status and Actions を選択します。
Status and Actions 画面右上の Import Package をクリックします。
以下の画面が表示されるため、Browse をクリックし、入手しておいたバージョンアップ用 OS ファイルを選択します。その後 Import をクリックします。
インポートが開始されるため完了を待ちます。
インポート完了後、Status and Actions 画面の右上のドロップダウンリストから All を選択します。
Package リストの Major Versions の欄にインポートしたファイルの情報が表示されていることを確認します。
インポートしたパッケージをクリックして選択した状態で、リスト上部の Upgrade をクリックします。
以下の画面が表示されるため、OK をクリックします。
バージョンアップが開始されるため完了を待ちます。
この後は Security Management と Security Gateway で動きが異なります。
■Security Gateway の場合
一度再起動したらバージョンアップ完了です。バージョンアップ時間は 10 分程度でした。
■Security Management の場合
バージョンアップ中は一度再起動しますが、再起動後 もバージョンアップ処理は継続しています。
再起動後 Gaia ポータルにログインし、Status and Actions 画面でバージョンアップの進捗状況を確認できます。
バージョンアップが完了すると以下の表示になります。
バージョンアップ時間は 48 分程度でした。
参考資料
- Installation and Upgrade Guide R81
- Check Point Upgrade Service Engine (CPUSE) – Gaia Deployment Agent
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