VMware 製品について
VMware Workstation
1 台の Linux または Windows PC 上で複数の仮想マシンを実行するためのソフトウェアで、以下の2つのエディションがある。
- VMware Workstation Player
- 商用以外の利用に限定された無償版
- VMware Workstation Pro
- 商用ライセンスを付与した有償版
- VMware Workstation Player よりもより高度な機能がある
VMware vSphere Hypervisor (ESXi)
仮想マシンを作成するためのハイパーバイザ。機能は制限されるが無償版がある。
構築する構成
Windows 10 上に Workstation Player をインストールし、さらに Workstation Player の仮想マシンの一つとして ESXi マシンを作成します。
このようにすることで、新たに物理マシンを用意しなくても ESXi をインストールして検証を行うことができます。
イメージ

環境
- Windows 10 Home 64ビット (1909)
- メモリ:24 GB
- ESXi をインストールするだけならここまでは必要ない
- その後検証用マシンとして仮想マシンを作成して使用する場合は、メモリは多ければ多いほど良い
- メモリ:24 GB
- VMware Workstation Player 15.5.6
- VMware vSphere Hypervisor (ESXi) 6.7.0U3
資材ダウンロード
VMware Workstation Player
こちらのページからインストーラをダウンロード
VMware vSphere Hypervisor (ESXi)
- VMware 公式ページから iso ファイルをダウンロード
※VMware アカウントの作成が必要です

構築
VMware Workstation Player のインストール
インストーラを実行して、インストーラの画面に従ってインストールします。特に難しいことはありません。
参考ページ:【システムトラスト技術ブログ】VMware Workstation Player 15のインストール
ESXi のインストール (仮想マシンの作成)
インストールした Workstation Player を起動します。
以下画面となるため [新規仮想マシンの作成] をクリック。

以下のウィザードが起動します。 [インストーラ ディスク イメージ ファイル] にて、あらかじめダウンロードしておいた ESXi の iso ファイルを指定します。

以下画面で、仮想マシン名と仮想マシンデータの保存場所を選択します。
場所は容量に余裕のある任意の場所を選択します。

以下画面では、ディスク最大サイズを指定します。今後 ESXi 上に作成する仮想マシンの容量も考慮して決定します。例では 200 GB としました。また [仮想ディスクを複数のファイルに分割] を選択します。

以下画面では、[ハードウェアをカスタマイズ] をクリックします。

メモリ量を変更します。今後 ESXi 上に作成する仮想マシンに割り当てる分を考慮してメモリ量を指定します。例では 8 GB としました。

以下画面に戻り [完了] をクリックします。

仮想マシンが起動します。

ESXi のインストーラが起動します。

以下の画面になります。処理が完了するのを待ちます。

以下の画面になったら Enter キーを押下します。

以下のライセンス同意画面になります。F11 キーを押下して同意します。

以下画面となるため処理完了を待ちます。

以下画面ではインストール先ディスクの選択をします。ローカルディスクを選択した状態で Enter を押下します。

以下のキーボードレイアウト選択画面となるため [Japanese] を選択した上で Enter キーを押下します。

root ユーザのパスワード設定画面になります。パスワードを入力後 Enter キーを押下します。
※パスワードにはアルファベット、記号、数字をすべて含む必要があるようです

以下の画面で F11 キーを押下します。インストールが開始されます。

以下の画面となります。インストール完了を待ちます。

インストール完了後、以下画面となります。Enter キーを押下し、再起動させます。

以下画面となります。再起動完了を待ちます。

以下は起動中の画面です。

起動が完了すると以下画面となります。画面の中央から下側に、Web 管理画面のアドレスが表示されます。

ホストOS の Windows マシンにて、ブラウザから上画像に記載されているアドレスにアクセスします。すると以下のログイン画面となります。ユーザ名を root とし、インストール中に指定したパスワードを入力してログインします。

ログイン後以下のような画面となることを確認します。

以上で ESXi のインストールは完了です。
無償ライセンスの登録
ライセンス登録をしない場合は 60 日間で ESXi が使用できなくなります。60 日を超えても使用できるようにするためには無償ライセンスを登録します。
ESXi の管理画面の左側のメニューから [管理] をクリックします。

[管理] 画面の [ライセンス] タブを選択し、[ライセンスの割り当て] をクリックします。

以下画面となるため、ESXi ダウンロードページのライセンス情報欄で確認したライセンスキーを入力し、[ライセンスの確認] をクリックします。

以下の画面となるため [ライセンスの割り当て] をクリックします。

ライセンス画面で、ライセンスキーが登録されたことを確認します。

以上でライセンス登録は完了です。
参考ページ




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