ネットワーク機器を現地設置およびその事前準備に関する注意点をまとめます。
作業当日に現地で想定外の問題が発覚して作業中止・再日程調整なんてことになると相当気まずいので、事前準備は入念に行いましょう。
※19インチラックに機器設置する場合を対象にしています
事前の現地確認における確認ポイント
- 機器設置予定位置、十分な設置スペースの有無
- 新旧機器を一時的に併設可能なスペースはあるか
→併設できた方がケーブル差し替えが楽 - ラック周辺の作業スペースの有無
- 交換対象機器のラックマウントに使用されているネジのタイプ
→必要なドライバータイプの確認 - 交換対象機器および関係機器の既存コンフィグの取得
- 電源コンセントはどこを使用するか、口数は十分か
- 機器設置場所が変わる場合、接続ケーブルの余長は足りるか
当日の必要工具、部材等について
準備したほうが良い工具
- ドライバー(プラス、マイナス、六角、星型)
- カッター、ハサミ
- ニッパー、ラジオペンチ
- ライト
→ラック内は暗いことが多い
準備したほうが良い部材
- 養生テープ
- ラックマウント用ネジ、ケージナット
→ネットワーク機器には付属していない
→誰が準備するか事前に調整するのが無難 - コンソールケーブル、LANケーブル(作業PC用)
- ベルクロ
その他あると無難なもの
- 手順書、パラメータシート、事前検討資料等の関係資料のデータ
- USBメモリ
→PC間データ移動用 - ゴミ袋
- ケーブルタグの予備
- マーキングテープ
- デジタルカメラ
→施工前後写真撮影用
→スマホでの撮影はNGの案件もあるため注意
その他
- 作業用ノートPCのバッテリー切れに注意
- 各必要部材を誰が準備するかは事前に調整しておこう
- 19インチラックに機器搭載・結線後、設置状況によってはラックの扉が閉まらない可能性もあるので扉がちゃんと閉まるか確認しよう(外側に何かが飛び出していると扉が閉まらない)