FortiGate の CLI での設定操作コマンドの基礎(v6.2.4)

ファイアウォール(UTM)

作業環境

  • 型番:FortiGate 60E
  • ファームウェアバージョン:v6.2.4

コンフィグ内容について

コンフィグ構成要素

  • config
    • 一つの設定階層
  • edit
    • config 内の一つのオブジェクトについての設定階層
    • 一つの edit 階層が一つのオブジェクトに対応している
      • 例:ポリシー、アドレスオブジェクト、スタティックルートなど
  • set
    • config 内、または edit 内の一つの設定項目

コンフィグのパターン

  • 階層が 1 つのみのパターン
config 項目名
    set 項目名 設定値
    ...
end

  • config 階層の中に edit 階層があるパターン
config 項目名
    edit "固有ID"
        set 項目名 設定値
        ...
    next
    ...
end

  • config 階層の中にさらに config 階層があるパターン
config 項目名
    set 項目名 設定値
    ...
    config 項目名
        edit "固有ID"
            set 項目名 設定値
            ...
        next
    end
    ...
end

コンフィグの設定操作コマンド

設定変更する際のコマンド

  • 設定変更するために config 階層に移動する
    • config 項目名

config 階層における操作

  • 一つの設定項目を設定する
    • set 項目名 設定値
  • 一つの設定項目の設定をデフォルト値に戻す
    • unset 項目名
  • 新たに edit 階層を追加する(固有ID には存在しないものを指定)
    • edit "固有ID"
      • 指定した固有 ID の edit 階層を作成した上でその edit 階層に移動する
  • 既存の edit 階層を設定する(固有ID には既存のものを指定)
    • edit "固有ID"
      • 指定した固有 ID の edit 階層に移動する
  • 既存の edit 階層を削除する(固有ID には既存のものを指定)
    • delete "固有ID"
  • 現在の config 階層の設定を表示する
    • show [full-configuration]
  • 設定変更を確定して config 階層から抜ける
    • end
  • 設定変更を取り消して config 階層から抜ける
    • abort
      • 取り消されるのは set 項目に対する設定変更のみであり、edit 階層の追加/削除に関しては即座に確定されるため取り消せない

edit 階層における操作

  • 一つの設定項目を設定する
    • set 項目名 設定値
  • 一つの設定項目の設定をデフォルト値に戻す
    • unset 項目名
  • 現在の edit 階層の設定を表示する
    • show [full-configuration]
  • 設定変更を確定して edit 階層から親である config 階層に戻る
    • next
  • 設定変更を確定して親である config 階層から抜ける
    • end
  • 設定変更を取り消して親である config 階層から抜ける
    • abort

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次のステップ → FortiGate で最初に設定したい基本項目

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