FortiGate v6.2.4 初回ログイン時の動作と初期インターフェース設定について

ファイアウォール(UTM)

FortiGate のファームウェアを ver.6.0.x 台から ver.6.2.4 にアップグレードしましたが、ver.6.0.x の場合と異なる点があったため記載しておきます。

作業環境

  • 型番:FortiGate 60E
  • ファームウェアバージョン:v6.2.4

初回ログイン時の動作について

GUI 画面にアクセスすると、ログイン画面になります。admin でログインします。

  • Username: admin
  • Password: なし(空白)

admin パスワードを変更するように促す画面となります。FortiOS 6.0.x 台ではパスワード変更をスキップすることができましたが、FortiOS 6.2.4 ではここでのパスワード変更が必須となっています。

パスワード変更後は以下のログイン画面に戻ります。

ログイン後、FortiOS 6.0.x 台では無かったホスト名設定を促す画面となります。ホスト名設定についてはスキップすることが可能です。ちなみに、デフォルトのホスト名は FortiOS 6.0.x 台では機器シリアル番号でしたが、FortiOS 6.2.4 では 機器型番となっています。

上の画面で [Begin] をクリックすると以下画面となります。

ホスト名設定後、以下のダッシュボード画面となります。

デフォルトのインターフェース設定について

デフォルトのインターフェース設定は以下の通りです。

  • FortiOS 6.0.x 台ではハードウェアスイッチとしてすべての internal インターフェースがまとめられた internal ハードウェアスイッチのみが存在したが、それに加えて FortiOS 6.2.4 では fortilink という名前のハードウェアスイッチが存在する

internal ハードウェアスイッチの削除手順

internal ハードウェアスイッチについては、デフォルトで以下の設定がされています。

  • internal ハードウェアスイッチを使用したポリシー設定
  • internal ハードウェアスイッチを使用したアドレスオブジェクト設定
  • internal ハードウェアスイッチを DHCP サーバとする設定

internal ハードウェアスイッチを削除するためにはまず上の設定を削除する必要があります。

以下の作業を行うために作業用端末と FortiGate を接続する際は、dmz インターフェースまたは wan インターフェースを使用してください。以下の例では dmz インターフェースを使用しています。

インターフェース画面で、internal ハードウェアスイッチの参照欄の数字をクリックします。

以下の画面となり、internal ハードウェアスイッチを使用した設定一覧が表示されます。

以下画像のように、ポリシー設定の欄をクリックして選択した上で [削除] をクリックします。

以下の確認画面となるため [OK] をクリックします。

ポリシー設定が削除されたことを確認します。同様に、アドレスと DHCP サーバ設定も削除します。

各設定を削除後、インターフェース画面で internal ハードウェアスイッチをクリックして選択した上で [削除] をクリックします。

以下の確認画面で [OK] をクリックします。

internal ハードウェアスイッチが削除されたことを確認します。

以上です。

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