機器を構成するソフトウェア
- Windows Storage Server
- StoreEasy にプリインストールされている OS
- Windows Server をベースにストレージとして使いやすいようカスタマイズされている
- HPE iLO 5
- HPE ProLiant サーバーに組み込まれたリモートサーバー管理プロセッサー
- リモートの場所からサーバーを監視および制御できる
- Active Health System
- サーバーハードウェアとシステム構成の変化を監視し、記録する
- iLO からログを管理できる
- HPE Smart Storage Administrator
- HPE Smart アレイSR コントローラーでアレイ(ディスクグループ)を構成するためのメインツール
- HPE SSA GUI、HPE SSA CLI、およびHPE SSA スクリプティングの3 つのインターフェイス形式がある
ストレージ関連の管理用ツール
HPE StoreEasy Management Console
Web ベースの管理インターフェイス。
■管理できる項目
- ストレージプールの管理
- 仮想ディスクの管理
- ボリュームの管理
- ファイル共有の管理
Smart Storage Administrator(HPE SSA)
■管理できる項目
- ストレージプールの管理
- ガイドには記載がないが多分他の管理もできる
サーバーマネージャー
Windows Server の管理コンソール。
■管理できる項目
- 仮想ディスクの管理
- ボリュームの管理
- ファイル共有の管理
※サーバーマネージャーではストレージプールの作成をしてはいけないとされている
Windows PowerShell
多分使うことはない
■管理できる項目
- ボリュームの管理(作成のみ)
初期インストール
- StoreEasy の電源を ON にする
- 言語選択画面になるため選択
- ライセンス条項の同意画面になるため同意を選択
- StoreEasy の Administrator パスワードを入力し、完了を選択
- StoreEasy が自動で再起動する
- Windows のログイン画面になるため Administrator でログインする
- インストール処理が継続するため完了するまで待つ(15分程度)
- 完了すると Windows ログイン画面になるため Administrator でログインする
- ログイン後、初期構成タスク(ICT)画面が表示されるので各種設定を行う(詳細は次項)
初期構成タスク(ICT)
Step 1 – System Settings
- 管理者パスワード
- タイムゾーン
Step 2 – Networking
- ネットワークの構成
- ネットワーク構成ツール(NCT)ウィザードを使用してネットワークインターフェイスを構成
- NIC の有効化
- チーミング設定
- VLAN 設定
- IP アドレス設定
- ネットワーク構成ツール(NCT)ウィザードを使用してネットワークインターフェイスを構成
- コンピューター名とドメイン
Step 3 – Notifications
- 電子メールアラート
- 製品の登録
Step 4 – Protect This Server
- 自動更新を有効にする
- 更新とセキュリティページが開き、ここで、更新の状況やアップデートの設定を確認
- Carbonite ソフトウェア
- Double-Take Availability および Double-Take Move によりお使いのシステムを管理
Step 5 – Download the StoreEasy Management Console
※ HPE StoreEasy Management Console はデフォルトでインストールされていなくてここでダウンロードしてインストールするのかも
ストレージプールの作成
HPE StoreEasy Management Console を使用する場合
- HPE StoreEasy management console を開く
- 左側のペインで Storage Subsystems をクリック
- Storage Pools をクリック
- 左上(右上の間違い?)の+アイコンをクリック
- Create Storage Pool の作成ページで、Storage Subsystem を選択
- Create をクリック
以上
Smart Storage Administrator を使用する場合
- HPE StoreEasy で、スタート > システムツール > Smart Storage Administrator をクリック
- StoreEasy システムが搭載されているSmart アレイコントローラを選択
- リストされているHPE Smart アレイ S100i SR Gen10 は、内部オペレーティングシステム用に使用されています。工場出荷時に1 つのストレージプールと1 つの仮想ディスクがプロビジョニングされています。このSmart アレイコントローラの構成は変更しないでください。
- 選択したSmart アレイコントローラのアクションパネルで構成をクリック
- 選択したSmart アレイコントローラのアクションパネルでアレイの作成をクリック
- ストレージプールに追加するすべての物理ディスクを選択
- ディスクの選択を確認するには、アレイの作成をクリック
- HPE SSA は、物理ディスクの選択に応じて、RAID のデフォルト構成を提示します。残りのストレージプールの構成設定は、ベストプラクティス構成で自動的に更新されます。ほとんどの場合、表示された設定を変更する必要はありません。
- [論理ドライブの作成]ウィンドウのサイズセクションをクリックして、[最大サイズ]を選択するか、必要に応じて[カスタムサイズ]を選択して、指定したい容量を入力
- ストレージプール(アレイ)と仮想ディスク(論理ドライブ)の作成を確認するには、論理ドライブの作成をクリック
- 終了を選択して、ウィザードを終了
以上
ストレージプールへのディスクの追加
HPE StoreEasy Management Console を使用する場合
- HPE StoreEasy Management Console を開く
- 左側のペインで Storage Subsystems をクリック
- Storage Pools をクリック
- ディスクを追加するストレージプールを選択
- 編集アイコンをクリック
- ストレージプールの編集で、ストレージプールに追加するディスクを選択し、対応する編集アイコンをクリック
- データディスクの選択ウィンドウが開くので、使用可能な物理ディスクで、追加する物理ディスクを選択
- OK をクリック
- アクティビティウィンドウが自動的に開くので、ストレージプールへのディスクの追加状況を確認する
以上
Smart Storage Administrator を使用する場合
- HPE StoreEasy で、スタート > システムツール > Smart Storage Administrator をクリック
- 利用可能なデバイス > Smart アレイコントローラーで、ディスクを追加するアレイ(プール)のあるコントローラーを選択
- 右側のペインからアクションを選択し、構成をクリック
- 論理デバイスをクリック
- ディスクを追加するアレイを選択。アレイに関連する複数のアクションが表示される
- データドライブの管理をクリック。別のウィンドウが開く
- 使用可能なアレイアクションを選択
- ドライブの追加を選択
- ドライブをクリックすると、追加する特定のドライブ(ディスク)を選択することができる
- OK をクリック
以上
仮想ディスクの作成
HPE StoreEasy Management Console を使用する場合
- HPE StoreEasy Management Console を開く
- 左側のペインで Storage Subsystems をクリック
- Virtual Disks をクリック
- 右上の+アイコンをクリック
- 仮想ディスクの作成ウィンドウが開くので、全般フィールドに詳細を入力
- Create をクリック
以上
サーバーマネージャーを使用する場合
- サーバーマネージャーを開く
- [ファイルサービスと記憶域サービス] > [記憶域プール]にアクセス
- 仮想ディスクを作成するプールを右クリックし、仮想ディスクの新規作成…(New Virtual Disk…)をクリック
- 仮想ディスクの新規作成…ウィザードで、使用するプールを選択し OK をクリック
- 開始する前にの画面で次へ
- 仮想ディスク名を入力して次へ
- 仮想ディスクのサイズを指定するページで、新しい仮想ディスクのサイズを入力するか、最大サイズオプションを選択します。
- 最大サイズオプションを選択すると、作成可能な最大サイズの仮想ディスクが作成されます
- 指定したサイズ以下で可能な限り大きな仮想ディスクを作成するを選択した場合、システムは要求されたサイズを上限に最大サイズの仮想ディスクを作成します
- サマリ画面で設定を確認し、Create を選択して、仮想ディスクの作成を開始する
以上
ボリュームの作成
HPE StoreEasy Management Console を使用する場合
- HPE StoreEasy Management Console を開く
- 左側のペインで Volumes をクリック
- ボリュームページで追加アイコン(+)をクリック
- ボリュームを作成するページでボリュームの名前を入力
- 仮想ディスクドロップダウンメニューで、ボリュームを作成する仮想ディスクを選択
- Create をクリック
以上
サーバーマネージャーを使用する場合
- サーバーマネージャーを開く
- [ファイルサービスと記憶域サービス] > [記憶域プール]にアクセス
- [ディスク]を選択
- ボリュームを作成するディスクを右クリックしてから、新しいボリュームウィザードを起動(New Volume)
- 最初の画面で次へ
- 使用する仮想ディスクを選択して次へ
- ボリュームサイズを入力して次へ
- ボリュームの割当先ドライブを選択して次へ
- ファイルシステムを選択して次へ
- データ重複除去を選択して次へ
- サマリ画面で設定を確認し、Create を選択して、ボリュームの作成を開始する
以上
SMB ファイル共有の作成
HPE StoreEasy Management Console を使用する場合
- HPE StoreEasy Management Console を開く
- 左側のナビゲーションペインでファイル共有(File Shares)を選択し、ファイル共有ページで追加アイコンをクリック
- ファイル共有の作成ページのプロトコルセクションでSMB を選択
- 全般セクションの名前フィールドにファイル共有の名前を入力
- ファイル共有を作成する使用可能なボリュームをボリュームドロップダウンメニューから選択
- ファイル共有が作成されるローカルパスは、デフォルトで入力される
- ファイルにセキュリティ権限を設定するには、共有アクセス権セクションで追加アイコンをクリック
- アクセスを許可するユーザーのアカウント名を入力
- 許可または拒否のいずれかのアクセスタイプを選択
- アクセス許可ドロップダウンメニューから3 タイプの共有アクセス権のいずれかを選択
- OK をクリック
- 新規にフォルダーのアクセス許可を構成するには、フォルダーのアクセス許可セクションで追加アイコンをクリック
- アクセスを許可するユーザーのアカウント名を入力
- 許可または拒否のいずれかのアクセスタイプを選択
- 適用先ドロップダウンメニューから、アクセス許可を与えるか、または拒否する対象として次のいずれかのオプションを選択
- フォルダー、サブフォルダー、ファイル
- フォルダーのみ
- フォルダーとサブフォルダー
- フォルダーとファイル
- サブフォルダーとファイル
- ファイルのみ
- サブフォルダーのみ
- アクセス許可ドロップダウンメニューから次のいずれかのアクセス許可を選択して、OK をクリック
- 以下の高度な権限を付与または拒否する高度な権限トグルボタンをクリックして、OK をクリック
- ファイル共有を作成するための説明をその他の構成オプションの記述フィールドに入力
- 共有のプロパティセクションから次の共有プロパティのいずれかまたはすべてを選択
- SMB 暗号化の有効化
- データを格納する前に自動的に暗号化する
- アクセスベースの列挙
- アクセス権を付与されたファイルとフォルダーのみが表示される
- キャッシュの有効化
- SMB 暗号化の有効化
- クォータフィールドで利用可能なクォータを選択するか、新しいクォータテンプレートを追加をクリックしてクォータテンプレートを作成
- 作成をクリック
以上
サーバーマネージャーを使用する場合
- サーバーマネージャーを開く
- [ファイルサービスと記憶域サービス] > [共有]にアクセス
- 共有欄のリンクをクリックして共有ウィザードを起動
- ファイル共有プロファイルで[SMB 共有]を選択し次へ
- 共有を作成するボリュームを選択して次へ
- 共有名を入力して次へ
- その他の設定を必要に応じて変更して次へ
- アクセス許可の設定を必要に応じて変更して次へ
- 設定内容を確認して作成をクリック
- 共有の作成が完了したら共有ウィザードを閉じる
以上
- 共有のアクセス許可の設定を変更する場合は、共有欄の共有を右クリックしてプロパティから可能
参考資料
HPE StoreEasy 1660 Storage システム構成図
HPE サポートセンター HPE StoreEasy 1660 Storage ドキュメント
HPE StoreEasy 1X60 Storageクイックスタートガイド(日本語)
HPE StoreEasy 1X60ストレージ管理者ガイド(日本語)
HPE StoreEasy 1×60 Storage Getting Started Guide