Red Hat Enterprise Linux 7 をインストールするまでの手順

インフラサーバ

Binary DVD ISO イメージファイルの入手

以下の方法があり、いずれも Red Hat のアカウント作成が必要です。

サブスクリプションについて

Red Hat Enterprise Linux を利用するためには、OS インストール後にサブスクリプション(ライセンス)を紐づける必要があります。

サブスクリプションを利用するパターンとしては以下があります。

  • 商用利用するためには有償サブスクリプションを購入して利用
  • 個人で非商用(検証など)で利用する場合は以下のいずれか
    • 評価版サブスクリプションを利用
      • 30日間まで無料で試用可能
    • Red Hat Developer Program に参加して開発者サブスクリプションを利用
      • 1年毎に更新することで実質無期限で利用可能
      • 評価版よりも広範囲の機能を利用可能

個人で検証用に利用する場合は Developer Program に参加するのがおすすめです。

Red Hat アカウントが所有しているサブスクリプションとその利用状況などは Red Hat カスタマーポータルで確認できます。

インストール用メディアの作成

Red Hat Enterprise Linux を物理 PC にインストールする場合は、ISO ファイルを元に DVD や USB などを使用したインストール用メディアを作成する必要があります。ここでは作成方法は省略しますが Web 上で検索すると情報が色々あります。

VMware などで仮想マシンを作成する場合は ISO ファイルだけがあれば OK です。

OS インストール手順

利用するバージョン

  • Red Hat Enterprise Linux 7.3

インストール手順

インストール用メディアからブート後、以下画面となります。

  • メディアをテストしない場合は [Install Red Hat Enterprise Linux 7.3] を選択し Enter キーを押下します
  • テストする場合は [Test this media & ~] を選択し Enter キーを押下します

その後、インストール設定画面になります。

以下画面ではインストール設定時の言語を選択して [続行] をクリックします。例として日本語を選択しています。

以下画面では各種設定を行います。設定項目をクリックすると、その項目の設定画面になります。ここではまずソフトウェアの選択をクリックします。

以下の画面になります。デフォルトでは [最小限のインストール] が選択されていますが、例として [サーバー(GUI 使用)] を選択します。その後 [完了] をクリックします。

以下の画面に戻ります。次に [インストール先] をクリックします。

以下の画面になります。次の通り設定します。

  • ローカルの標準ディスク
    • ディスクリストが表示されるため、インストール先ディスクをクリックしてチェックを入れる
  • その他のストレージオプション
    • パーティション構成
      • ここでは [パーティションを自動構成する](デフォルト)を選択

上の通り設定後 [完了] をクリックします。

以下の画面に戻ります。次に [ネットワークとホスト名] をクリックします。

以下の画面になります。必要に応じてホスト名の設定します。またネットワークアダプタはデフォルトでオフになっているため必要に応じてオンにします。その後 [完了] をクリックします。

以下の画面に戻ります。その他の設定は基本的にデフォルトのままで問題ありませんが、必要に応じて設定変更してください。すべての設定が完了したら [インストールの開始] をクリックします。

以下の画面になりインストールが開始されます。この画面で root ユーザのパスワードとユーザの作成ができます。まず [ROOT パスワード] をクリックします。

以下の画面になるため、root パスワードを入力して [完了] をクリックします。

以下の画面に戻ります。次に [ユーザーの作成] をクリックします。

以下の画面になるため、ユーザ名とパスワードを入力します。[高度] をクリックするとグループ設定などが行えます。

以下は [高度] をクリックした後の画面です。例として作成するユーザーを wheel グループに所属させる設定としています。

ユーザーの設定ができたら [完了] をクリックします。

以下の画面に戻ります。あとはインストールが完了するまで待ちます。

インストールが完了すると以下の画面になります。[再起動] をクリックして再起動させます。

再起動後、以下の画面になります。[LICENSE INFORMATION] をクリックします。

以下の画面になるため、[ライセンス契約に同意します] にチェックを入れ [完了] をクリックします。

以下の画面に戻るため [設定の終了] をクリックします。

これ以降は、インストール時のソフトウェア構成で GUI を含む構成を選択した場合のみ表示される内容です。

[最小限のインストール] などを選択した場合は CLI のログイン画面になります。

以下のログイン画面になります。ユーザー名をクリックします。

ユーザーのパスワードを入力し [サインイン] をクリックします。

以下の初期設定画面になります。言語をクリックすると次の画面に進みます。

キーボードレイアウト設定画面になります。リスト内のアイテムをクリックすると次の画面に進みます。

オンラインアカウントに接続画面になります。[スキップ] をクリックします。

以下の画面になるため [Red Hat Enterprise Linux Server を使い始める] をクリックします。

以下のウィンドウが表示されますが [×] をクリックして閉じます。

デスクトップ画面が表示されます。

以上で Red Hat Enterprise Linux 7.3 のインストールは完了です。

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