情報処理安全確保支援士の勉強方法について
2019年秋のIPA試験にて情報処理安全確保支援士の受験を予定しています。
今回は私がどのように勉強しているのか(する予定なのか)を説明しようと思います。
私のIPA資格の取得状況
本記事作成時点では以下3つの資格を取得済みです。
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者
- ネットワークスペシャリスト
また、2019年春にプロジェクトマネージャを受験しましたが残念ながら論文がNGで合格できませんでした。そのため、情報処理安全確保支援士については何としても合格したいと考えています。
情報処理安全確保支援士の勉強の流れ
勉強の流れとしては以下を予定しています。
- 試験範囲全体の内容の概要を把握(書籍を使用)
- 午後問題対策①(書籍を使用)
- 午前問題対策(過去問を使用)
- 午後問題対策②(過去問を使用)
- 知識の補強
ちなみに本記事作成時点での私の進捗は、上記1.までは終わっており、2.を行っている段階です。
(1) 試験範囲全体の内容の概要を把握について
まずは試験範囲全体の内容について概要を把握します。この段階では、細かい内容まで覚える必要はなく、どのような内容が対象となっているのかを大体把握します。
具体的には、私は以下の書籍を一周読みました。
上の書籍は、分野別に内容が体系的にまとめられているため試験範囲全体の内容を把握するには丁度良いと思われます。知識の再確認をしたいときに読み返すという使い方もできそうです。
ただ、ページ数が約750ページと多いです。1時間に30~40ページ読むペースとすると、読み終わるために20時間前後はかかると考えてください。
また、上記書籍ではおまけとしてWEBページから過去問数年分の解説をダウンロードすることができます。後々の過去問を使用した勉強の際に活用できるためダウンロードしておくことをお勧めします。
(2) 午後問題対策①について
試験範囲全体の内容の概要を把握できたら、次は午後問題対策をします。午前問題対策から進めても良いですが、個人的には午後試験が好きなので午後問題対策から進めます。
ちなみに午後問題は午後Iと午後IIがありますが、勉強では特に区別する必要はないと考えて良いです。
午後問題対策の方法ですが、午後問題対策に特化した書籍を使用します。具体的には、私は以下の書籍を使用することにしました。
書籍選定のポイントとしては、午後問題の過去問の詳しい解説が載っていそうかどうかです。
上記の書籍は、10のテーマ別に午後Iと午後IIそれぞれの過去問を1問ずつ、またはどちらか1問を取り上げてそこそこ詳しい解説をしていたので、期待通りの内容でした。また、テーマ別に分類された午前問題計530問の解説をWEBページからダウンロードできるおまけ付きのためダウンロードしておくことをお勧めします。
上記書籍の使い方としては、とりあえずは過去問解説の部分(演習問題)だけを読みます。流れとしては、問題文を読む → 各設問についてまず自分で回答を考えてみる → 解説を読む、という流れで進めます。
学習の所要時間について、1テーマにつき2時間使うとして10テーマで20時間くらいかかる想定です。
過去問を使用して午後問題対策をする際のポイントですが、午後問題は問題文の中に設問を解く際のヒントがあることが多いため、問題文の中から必要な情報を見つけ出して設問の答えを作るということに慣れてください。
(3) 午前問題対策について
午前問題については、過去問が再出題される割合が高いため、過去問を見て問題文と答えを覚えるという方法を採ります。
IPA試験についてはIPAのWEBページから過去問をダウンロードできます。ただし、解説はありません。
今回は、前述の(1)と(2)で紹介した書籍のおまけとして過去問の解説があるため、その解説を読みつつ進めます。
どの程度過去問をやるかについては、これまでのIPA試験の受験経験から考えると新しい方から3~5年分くらいをやっておけば十分かなというのが私の考えです。
(4) 午後問題対策②について
午後問題対策②としては、過去問題を解きます。
午後問題についてもIPAのWEBページから過去問をダウンロードして使用します。
ここで、前述の(1)で紹介した書籍のおまけとして午後問題の解説があるため、その解説を併用します。また、前述の(2)で紹介した書籍にも午後問題の過去問をやりましたが、午後問題対策②の段階では前述の(2)で扱った問題については飛ばします。
どの程度過去問をやるかについては、午前問題と同様に新しい方から3~5年分くらいをやっておけばOKです。
(5) 知識の補強について
(1)~(4)の対策が一通り終わった後は、これまで学習してきた中で知識が不足していると感じた事項についての知識を補強します。
具体的には前述の(1)で紹介した書籍を読み返したり、前述の(2)で紹介した書籍の知識整理の部分を読んだり、WEBで検索して調べたりします。
ここまで対策が進んだら、あとは時間がある限り(3)~(5)を繰り返します。
終わりに
今回は情報処理安全確保支援士試験の勉強方法についてまとめました。
情報処理安全確保支援士を受験される方がいましたら一緒に頑張りましょう!