作業環境
- Windows Server 2016 Standard
NIC チーミングの作成方法
サーバーマネージャーのローカルサーバー画面にて、プロパティ欄の中の [NIC チーミング] 項目の [無効] をクリックします。
以下の NIC チーミング設定画面が表示されます。チーム欄の [タスク] をクリックし、さらに [チームの新規作成] をクリックします。
以下のチームの新規作成画面が表示されます。各項目を設定します。
- チーム名
- 作成するチームの表示名を指定します
- メンバーアダプター
- チームに含めるネットワークアダプターを指定します
- チーミングモード
- 静的チーミング
- サーバ、対向スイッチ間の送受信時に負荷分散を行う
- 静的なリンクアグリゲーションに相当する
- スイッチに依存しない
- サーバから対向物理スイッチに送信時のみ負荷分散を行う
- スタンバイアダプターの設定が可能(アクティブ・スタンバイ構成が可能)
- 対向スイッチのリンクアグリゲーション設定は不要
- LACP
- LACP を使用した動的なリンクアグリゲーションに相当
- 静的チーミング
- 負荷分散モード
- アドレスのハッシュ
- 発信元および宛先の TCP ポート、および発信元と宛先の IP アドレスに基づいて送出インターフェースが決定される
- Hyper-V ポート
- 仮想 NIC 別に送出インターフェースが決定される
- 動的
- [アドレスのハッシュ] モードの方式をベースに、チーム内の各インターフェース負荷状況に基づいて動的に負荷分散される
- アドレスのハッシュ
- スタンバイアダプター
- なし、またはスタンバイアダプターとして機能する NIC チーム内の特定のネットワークアダプターを選択
- プライマリチームインターフェイス
- VLAN を設定する場合は設定します
各項目を設定できたら [OK] をクリックします。
以下の画面に戻るため、チーム欄およびアダプターとインターフェイス欄に作成したチームが表示され、アクティブ表示となっていることを確認します。エラー表示となっている場合は、NIC チーミング画面を一度閉じてから再度開いてみてください。
サーバーマネージャーのローカルサーバー画面で、画面上部の更新ボタンをクリックして表示を更新します。更新後、NIC チーミングが有効になり、チームインターフェースが表示されていることを確認します。
コントロールパネルの NIC 一覧画面に作成したチームインターフェースが表示されていることを確認します。
以上です。
NIC チーミングの削除方法
サーバーマネージャーのローカルサーバー画面にて、プロパティ欄の中の [NIC チーミング] 項目の [有効] をクリックします。
以下画面ではチーム欄で削除したいチームをクリックして選択した上で [タスク] をクリックし、さらに [削除] をクリックします。
以下の確認画面では [チームの削除] をクリックします。
NIC チーミング画面のチーム欄から表示が消えたことを確認します。
サーバーマネージャーのローカルサーバー画面で画面上部の更新ボタンをクリックして表示を更新します。更新後、NIC チーミングが無効になり、NIC リストからチームが消えてそのメンバーだった NIC が表示されていることを確認します。
以上です。
参考資料

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